最近、地元友達「案山子」君のブログを見て気づいたんですが、アタシのブログ紹介では「笑えます」という説明だけなのに対し、同じ中学の同級生のブログでは「美人さんです」との一文が。。。くぅ。。。正直は罪だよ、案山子くん!!比較的早急に、君の優しい嘘で、アタシのブログ紹介に「可愛い人です」という一文が加えられる事を期待してます
という訳で、気がつくともう9月中旬。あいかわらずムシムシする夜ですが、私の地元ではきれいな月や虫の音がなんとなく秋を感じさせてくれます。この気候が一つネタを思い出させてくれたので、今日はそれを書こうかと。いつもながら前置きながくてごめんなさい。
★★★★★★ ★★★★★★ ★★★★★★
あれは、ちょうど2年前の事。
バイト先の友人の家で、小さな飲み会
当時、まだなーくんと付き合い始めで、友達付き合いの悪くなっていた私にとって、それは久しぶりの飲み会。テンションの上がった私は、勧められるがままに酒を飲み、皆と共に語り始めたのである
そして、話題は、昔の私の恋愛
実は、なーくんと付き合う前、バイト先のメンバーを相手に、かなり面倒くさい片思いをしていた私。
その事は、バイトメンバーのほとんどの人が知っている事実で、一時期は「のりじぃ=不幸キャラ」にも認定されたが、今はネタ化されている話である。酔った勢いもあって、その話を語りだす私
そして、買出しの道中である。
二人とも飲んでいるので、当然歩きである。たわいもない話をしながら、並んで歩いていると、隣を歩く男の子が突然話題を変えた。
「あのさ、さっきのりじぃが言ってた話なんだけど、俺、ぶっちゃけ、知らなかったんだよね」
確かに、彼は、少し前にバイトを辞めていた。だから、知らなくて当然なのだ。その事実に気づいた私。「そかそか〜。マジ、アタシ『カワイそうな子』だったんだよね〜」と笑いながら言葉を返す
いつも、ノリのいい彼。当然、笑い声が帰ってくると思った。
が、帰ってこない。
無言である。
「え?笑いなし?
きまづい空気に耐えられず、笑って私が返す。すると、彼が一言。
「てか、泣きそうな顔で笑うなよ。」
えぇ?????(゜□゜;)ノノ
イキナリのドラマ的展開に驚く私。なんてクサイ台詞であろうか
聞くほうとしても同じである。しらふの時に言われたなら、ガン引きするか、よくて失笑である
しかしながら、発言者の彼も聞く側の私も完全にアルコールが回っていた
説明が遅くなってしまったが、彼は織田裕二似で、正直カッコイイ。そんな織田裕二的彼と二人、深夜の散歩…。完全に気分はヒロインである
アルコールと、今の情景と、台詞の甘さで見事に酔っぱらった私は思わず涙してしまう
深夜の道端で座り込んで号泣する私。彼もつきあって、横に座っていてくれる
泣いてる私を前に、慰める訳でもなく、焦る訳でもなく、ただそばにいてくれる彼列そこに優しさがあふれていると思った。基本的に、「人気のあるタイプ」はなんとなく苦手だった私。でも、彼がモテるのはとても分かる気がした
ガラスや鏡など、自分の顔を認識できるものが周りになかった事が災いして、どんどん世界へ入り込んでしまう私>。「今のアタシは深津絵里」くらいに思ってたかもしれない。酔ってる私は無敵である。我ながら、突っ込み所がありすぎて対処できない
ヒロイン気分を満喫する私の横で、それまで黙っていた彼が、「今日、星きれいじゃね?」と言葉を吐いた。
なんてタイミングのよさだろう。完全にやられた
台本に書いてあるかのように顔を上げる私。頭上には、確かにキレイな星空が広がってる
そんな空を並んで見上げる私達。不覚にも、ものすごくいい雰囲気である。もはや私の目に映る彼は、バイト先の友人ではなく織田裕二そのものである。そして、隣にいる私は確実に深津絵里であった。無意味にドキドキしてしまう私。すると、絶妙な間で彼が立ち上がっり、少し離れたところにあったマンションを指差した。
「どうせなら、あのマンションの屋上から星見ない?」
この後に及んで、ダメ押しのドラマ発言である。そして、私に向けて最上級の笑顔で「行こう!」と誘ってくれる。「星空」「ふたりっきり」「織田裕二」に加えて、「深夜のマンション」である。
完全に状況に酔った私は、自分を深津絵里だと勘違いしたまま、走り出す。もう、誰にも止められない。「ララララ♪ サン バディ トゥナィっ♪」 今にも、こう口づさみそうな勢いで、彼の後を追う私。そして、私よりも先に颯爽とマンションへ向かう彼。「ネバネバネバネバネバネバネバネバ…♪」そう、今の私達は、まさに「never stop」である
オートロックの玄関を、横から進入することで突破。5階までの階段も一気に駆け上っていく
ただ、私達のテンションが常人ではなかった。それを証明するかのようい、織田裕二はそんな難所もものともせず、勢いのままにジャンプして、柵の上部に手をかけ、腕の力で一気に乗り越えてしまった。
正直、カッコイイ
「大丈夫。のりじぃも、ジャンプして、手をかけてくれさえすれば俺が引き上げるから」
『ジャンプして引き上げる。』 当然ながら、引き上げてもらう間、私の全体重が彼の腕にのしかかる訳である
しかしながら、私の心はもはや完璧に深津絵里であった。そう、現場にいるのは、のりじぃではなく踊る大走査線の恩田すみれなのだ。「大丈夫。青島君はきっとアタシを助けてくれる。さぁ、すみれ!手を伸ばすのよ。」
思い切ってジャンプをし、柵の上部を握りながら、懸垂状態になった私。その状態で右手を大きく伸ばす。柵上には、階段上部に足をかけてこちらに手をのばす青島刑事がいる。
絵里の伸ばした腕を青島は両手でがっしりとつかんだ。私の心に安堵感が広がる。
「これで大丈夫。青島君がアタシを引き上げてくれるんだわ
しかしながら、びくともしない。
当然だ。私は私であって、決して深津絵里ではない。
一気に現実に戻される私
そんな事を考えていたら、私の腕がぷるぷるしはじめた
体重と、筋力のバランスがあまりに取れていないため、短時間で限界が来てしまうのである。
「やばい」
そう思った。もはや、アルコールも切れ掛かっている。
一度、下に下りようとしたが、何せ、右手は彼ががっしりにぎってくれている。このまま左手を離したならば、全体重が彼にかかり、彼も巻き添えに落ちる事間違いなしである。
再び上を見ると、彼も限界が近いようだ。素直にあきらめよう。そう思った私は、彼に言葉をかける。
「ごめん、やっぱり無理っぽい」
アタシの言葉が終わらないうちに彼が叫んだ
「諦めんなよ!!」
どこまで、彼は、ドラマ的なのだろうか
「そうよ。諦めたら全てが終わりじゃない」と思い直し、最後の力を振り絞る。
その瞬間だ。
織田裕二の引き上げる力と、私の自分を持ち上げる力のタイミングが見事に合った。
自分でもびっくりする位、ふわりと浮いた私の体。
驚いた私は、支えていた手をぶらせてしまった。
重心を見失った私の体は、下方へと落ちていく。
驚いた織田裕二が、とっさに私を掴む。
ぐにぃ
妙な効果音が私の中で響いた。
勢いで差し伸べられた彼の手は、
私の背中の肉を、その5本の指でしっかりと掴んだのである。
普通だったらありえない感触に驚いた彼は、掴んだその手を即座に押し離した。
空中で上部から圧力をうけた私は、
自然の摂理に逆らう事なく、
下へと叩きつけられる
重さ×落下速度=衝撃の大きさ という自己流の公式が咄嗟に頭をよぎる。
そうして出た答えの分、私の腰はダメージを受けた。
地べたに倒れたまま、私は一つの結論に行き着いた。
「私は、深津絵里じゃない」
そう、顔のどのパーツをとっても深津絵里とは似ても似つかないし、そもそも深津絵里の背中にはつかめる程の肉はない。彼がつかんだのはもちろん脂肪だ
しかしながら、雪山で遭難する予定は今のところない私。改めて「やっぱりアタシはかわいそうな子」なんだと実感し、しばらくぶりに泣きそうな顔で笑った私であった。
その後、奇跡的に屋上へあがる事のできた私だが、彼の手の出血が予想以上だった事で、すぐに友人宅へ引き返し、看護士として働いている友人の手で応急処置が施された。
買出しに行ったはずの私達が怪我をして帰宅するなんて友人もさぞかしびっくりした事だろう。
「あんた達何してたの?」という問いに対して
「いや、ちょっと、若気の至りで。。。」という変に意味深な台詞をはいてしまったために無意味な疑いをかけられる羽目となった事も追記しておく。
この文章を書きながら思った事がある。
昨日「自分を見つめる事の大切さ」を誰に頼まれた訳でもなく、ナマイキに説いたのは、他でもない私ではないか。人の心配をするより先に、自分の心配をするべきであろう
もう二度と自分を深津絵里と勘違いしないように、自らを見つめなおす必要があると切に感じているのりじぃであった。
一応参考までに。。。
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